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国内・海外ニュース

こんな年

 四大証券の一角・山一が自主廃業、都銀の北海道拓殖銀行が倒れるなど金融機関破たんが相次いだ。神戸の中学3年生による連続児童殺傷事件は国民を震え上がらせ少年法改正論議が沸騰。ロシアタンカーの日本海重油汚染では漁業に大打撃。年末には、テレビアニメのポケモンショック、新進党の解党騒動も。万博開催地争いの勝利とサッカーのワールドカップ(W杯)出場決定が、わずかに明るい出来事だった。海外では、越年していたペルー日本大使公邸人質事件の武力解決、歴史的な香港返還、ダイアナ元英皇太子妃の交通事故死などが世界中を揺るがした。(1997.12.30中日新聞朝刊より)

その他の世相

 ナゴヤドームが完成/「ポケットモンスター」アニメ放送開始/ヒット曲…安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」、GLAY「HOWEVER」/ヒット映画…「もののけ姫」、「インデペンデンス・デイ」/ヒットドラマ…「踊る大捜査線」、「甘辛しゃん」/新語・流行語…「失楽園」、「日本版ビッグ・バン」

プロ野球優勝チーム(☆は日本一)=☆ヤクルト(野村克也)/西武(東尾修)

中日(星野仙一)順位=6位

高校野球甲子園優勝校=春/天理(奈良)・夏/智弁和歌山(和歌山)

往く人

藤沢周平(作家、69歳 1.26)、萬屋錦之介(歌舞伎役者、64歳 3.10)、勝新太郎(俳優、65歳 6.21)、ダイアナ元妃(元ウェールズ公妃、36歳 8.31)、マザー・テレサ(修道女、87歳 9.5)、伊丹十三(映画監督、64歳 12.20)、三船敏郎(俳優、77歳 12.24)

国内ニュース

国内

山一証券が自主廃業、拓銀も自主再建断念(11月)

国内山一証券が自主廃業、拓銀も自主再建断念(11月)

 山一証券が11月24日、自主廃業を決めた。巨額の簿外債務、飛ばしが明るみに出て、四大証券の一角が百年の社史にピリオド。都銀の北海道拓殖銀行は11月17日に自主再建を断念、三洋証券も同月3日に会社更生法適用を申請するなどバブル後遺症のすさまじさをみせつけた。相次ぐ経営破たん。日本的な支え合いの護送船団方式が放棄された衝撃は大きかった。(写真は、山一証券の支店に、預けた資産の返還などを求め行列をつくる客たち)

国内神戸連続児童殺傷事件で中3少年逮捕(6月)

 中学校校門に切断された頭部が…。5月27日、神戸市須磨区で小6男児の惨殺体が発見された。須磨署は1カ月後、中学3年の少年を逮捕。少年は3月の少女連続殺傷事件も自供。神戸家裁は強固なサディズム(加虐性愛)が重要な要因と判断、医療少年院に送致した。

国内大証券、一勧など総会屋に利益供与(3-11月)

 野村証券が総会屋に利益供与の腐れ縁で社長が3月、引責辞任した。以後、秋まで四大証券すべてと第一勧銀の元役員ら計33人が同様、東京地検に摘発され、商法違反などで起訴された。このほか三菱自動車工業、松坂屋などでも摘発が続き、総会屋と企業の癒着総汚染ぶりが明らかに。

国内行革、中央省庁の「1府12省庁」再編が決定(12月)

 政府の行政改革会議(会長・橋本首相)は12月3日、早ければ2001年から現在の22省庁体制を「1府12省庁」へ移行する中央省庁再編の最終報告を決定した。大蔵省の財政・金融分離問題は、来年1月の通常国会召集時まで結論を先送りした。

国内脳死を人の死とする「臓器移植法」施行(10月)

 脳死を人の死と初めて認めた臓器移植法が10月16日施行された。生前に書面で提供の意思表示をしていることなどを条件に、脳死体からの心臓や肝臓移植手術ができるようになった。移植ができる施設として4グループ5施設が指定され、臓器提供に備えた。

国内温暖化防止京都会議で先進国5.2%の削減目標(12月)

 2000年以降の温室効果ガス排出削減を決める気候変動枠組み条約第3回締約国会議が、12月1日から京都市で開かれ、削減率を5・2%(日本6%、米7%、EU8%など)とする議定書を採択。しかし、米国が批准留保を表明するなど険しい道のりに。

国内

消費税「5%」に引き上げで景気減速(4-12月)

国内消費税「5%」に引き上げで景気減速(4-12月)

 4月1日から消費税が5%に引き上げられた。89年4月に3%でスタートしたが、景気にかげりが出ている中で、国民の強い批判を浴びての改定。引き上げ分だけで約5兆円の負担増と試算され、景気後退の大きな要因のひとつになったと指摘されている。(写真は、消費税率アップを目前に、酒類を駆け込み購入する消費者)

国内島根沖でロシアタンカー重油流出、漁業被害(1月)

 1月2日に島根県沖の日本海でロシアタンカー「ナホトカ号」が沈没。約6200キロリットルの重油が流出して島根から秋田まで九府県(富山県を除く)の沿岸に漂着、破断した船首は福井県三国町沖に座礁した。漁業に大被害。ボランティアらも油の除去に奮闘した。

国内

2005年万博開催地に愛知県瀬戸市が決定(6月)

国内2005年万博開催地に愛知県瀬戸市が決定(6月)

 2005年の万博開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)総会が6月12日にモナコで開かれ、日本がカナダを大差で破り、愛知県瀬戸市での開催権を得た。10月には博覧会協会も発足し「自然との共生」をテーマにした環境博の準備が始まった。(写真は、万博瀬戸開催決定を万歳して喜ぶ地元市民ら)

国内サッカーW杯へ日本初出場決める(11月)

 サッカーのW杯フランス大会アジア第3代表決定戦は11月16日、マレーシアで行われ、日本代表はイランを下し、W杯初挑戦から44年目で出場権を獲得した。

国内日米防衛協力の新指針、周辺有事でも緊密な防衛協力(9月)

 日米両国政府は9月24日、新しい「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」を決定。日本有事に加えて周辺有事でも、自衛隊による不審船舶臨検などの防衛協力拡大に踏み切った。

国内新たな社会保険制度「介護保険法成立」(12月)

 国民からの保険料などをもとに、2000年4月から高齢者に介護サービスを提供する介護保険法が12月9日、国会で成立。新たな社会保険制度となることに。

海外ニュース

海外ペルー日本大使公邸の人質事件が武力解決(4月)

 ペルーの首都、リマの日本大使公邸で左翼ゲリラ「トゥパク・アマル革命運動(MRTA)」が日本人24人を含む72人の人質をとって立てこもっていた事件は、4月22日午後(日本時間23日早朝)、ペルー国家警察と軍の特殊部隊約140人が公邸に突入、約40分にわたる銃撃戦の末、ゲリラ14人全員を射殺、人質71人を救出した。日本人は全員無事だったが、ペルー人の判事が犠牲になった。他に特殊部隊側にも2人の犠牲者が出た。立てこもりは、前年の12月17日から127日に及んだ。

海外

香港、1世紀半ぶり中国へ返還(7月)

海外香港、1世紀半ぶり中国へ返還(7月)

 アヘン戦争以来、155年間にわたって英国の植民地だった香港が7月1日午前零時、中国に返還された。アジア有数の経済都市香港は、中国の「特別行政区」に生まれ変わり、50年間は社会主義と資本主義が共存する史上初の「一国二制度」の下で、繁栄の維持が図られることに。(写真は、返還前日から早くも香港特別行政区の旗や、中国国旗を店頭に掲げる下町の市場)

海外

ダイアナ元英皇太子妃が交通事故死(8月)

海外ダイアナ元英皇太子妃が交通事故死(8月)

 ダイアナ元英皇太子妃を乗せた乗用車が8月31日、パリのトンネル内で柱に激突。ダイアナさんは新しい恋人とうわさされたアラブ人富豪とともに死亡した。世界中が哀悼する一方、猛速の乗用車を追跡したパパラッチが批判の的に。(写真は、ダイアナ元皇太子妃事故死のニュースに多くの通行人が足を止める様子)

海外中国最高実力者の鄧小平氏死去(2月)

 中国の最高実力者鄧小平氏が2月19日、パーキンソン病と肺感染を併発し北京で死去、92歳。革命運動に加わり建国時に副首相に就任、文化大革命で失脚したが70年代後半から実権を握り、改革・開放路線を推進。天安門事件では民主派を鎮圧した。

海外英国でクローン羊誕生、世界初(2月)

 英国のロスリン研究所は2月、親と同じ遺伝情報を持つクローン羊「ドリー」を世界で初めて誕生させたと発表。ヒトへの応用も可能なことから倫理上の問題を投げかけた。欧州会議は10月、クローン人間に関する研究を禁止する行動計画を採択した。

海外アジア通貨危機、タイは変動相場制に(7-12月)

 経常収支赤字、金融システム不安などからタイ通貨バーツが下落、7月2日変動相場制に移行した。通貨危機はアジア諸国に飛び火し、タイのほかインドネシア、韓国も国際通貨基金の支援を受けることになった。

海外韓国大統領選で野党指導者・金大中氏当選(12月)

 12月18日の韓国大統領選で、野党新政治国民会議の金大中氏が大接戦の末に当選した。与野党の政権交代は韓国史上初めてのこととなる。1973年におこった拉致事件で日本でも知られる金氏は4度目の大統領選挑戦で念願を果たした。

海外北朝鮮の金正日氏が労働党総書記に、権力継承(10月)

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の黄長ヨプ書記が2月12日、北京の韓国領事部に亡命を申請するなど、北朝鮮から韓国への要人亡命が頻発。そんな中、金日成主席死去から3年3カ月後の10月、子息の金正日書記が最高権力ポストの党総書記に就任した。

海外エジプトのテロ事件で邦人10人ら観光客死亡(11月)

 王家の谷があるエジプトの観光地ルクソールで11月17日、イスラム原理主義過激派組織「イスラム団」が外国人観光客を銃やナイフで襲撃。新婚旅行などで訪れた日本人10人を含む68人が殺害された。実行犯6人は警官との銃撃戦で射殺。

海外対人地雷禁止条約に貢献の非政府組織にノーベル平和賞(12月)

 ノーベル平和賞が非政府組織(NGO)の「地雷禁止国際キャンペーン」と、代表の米国人女性ジョディ・ウィリアムズさんに贈られた。対人地雷の全廃に向けて国際世論を形成し、対人地雷禁止条約の採択に結び付けたことが評価された。

海外聖女マザー・テレサ死去(9月)

 インドのカルカッタをはじめ世界で貧困、病気に苦しむ人々を救済し続けてきたノーベル平和賞受賞者マザー・テレサが9月5日、87歳で永眠した。

海外インドネシアで大規模森林火災、視界不良事故が多発(9月)

 9月、インドネシアで焼き畑農業から大規模な森林火災が発生、煙害が周辺国にも拡大、ガルーダ航空機の墜落事故(日本人6人も犠牲)や船舶の衝突など、視界不良が原因とみられる事故も多発した。

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