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国内・海外ニュース

こんな年

 2001年9月11日、米ニューヨークの世界貿易センタービルを一瞬にして崩落させた航空機テロが世界を変えた。続くアフガン報復攻撃。オスロ合意も弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約もほとんど反故となった。強いリーダーを求める世論は米国にブッシュ新政権、ついで日本に小泉政権を誕生させたが、驚異的支持率をバックの改革旋風も高失業率、相次ぐ企業倒産の歯止めにはならず、世相は小学生殺傷の凶悪犯罪に、狂牛病騒ぎとすさむばかり。わずかだがイチローのメジャー新人王とMVP獲得、皇太子ご夫妻に待望のお子さま誕生のうれしいニュースもあった。(2001.12.30中日新聞朝刊より)

その他の世相

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が開業/「Suica」サービスを開始/ヒット曲…浜崎あゆみ「Dearest」、ZONE「secret base ~君がくれたもの~」/ヒット映画…「千と千尋の神隠し」、「A.I.」/ヒットドラマ…「ちゅらさん」、「HERO」/新語・流行語…「聖域なき改革」、「狂牛病」

プロ野球優勝チーム(☆は日本一)=☆ヤクルト(若松勉)/近鉄(梨田昌孝)

中日(星野仙一)順位=5位

高校野球甲子園優勝校=春/常総学院(茨城)・夏/日大三(西東京)

往く人

蟹江ぎん(長寿で知られた双子の妹、107歳 1.23)、馬場のぼる(絵本作家、73歳4.7)、三波春夫(歌手、77歳 4.14)、十七代目市村羽左衛門(歌舞伎役者、84歳 7.8)、山田風太郎(小説家、79歳 7.28)、ジョージ・ハリスン(ミュージシャン、58歳 11.29)

国内ニュース

国内

小泉純一郎内閣誕生。高支持率を背景に全国に“小泉旋風”(7月)

国内小泉純一郎内閣誕生。高支持率を背景に全国に“小泉旋風”(7月)

 森喜朗前首相の退陣表明を受け、4月26日、自民、公明、保守3党連立の小泉純一郎内閣が発足した。小泉首相は、田中真紀子外相ら過去最多の5人の女性閣僚を起用し、政策で「聖域なき構造改革」を標ぼう。全国的な「小泉ブーム」を追い風に、7月の参院選で「与党過半数確保、自民大勝」を勝ち取った。特殊法人、医療制度、公務員制度改革など、次々と打ち出す小泉路線は与党内でも反発を招き、新語「抵抗勢力」は今年の流行語大賞にも選ばれた。(写真は、参院選で大きく票を伸ばし、Vサインをする小泉純一郎首相)

国内

皇太子妃雅子さま、女子を出産、愛子さまと命名(12月)

国内皇太子妃雅子さま、女子を出産、愛子さまと命名(12月)

 皇太子ご夫妻に待望の第一子が誕生し、皇室メンバーが25人に。雅子さまは懐妊以来、公務を減らし体調に留意し、12月1日午後、身長49・6センチ、体重3102グラムの女子を出産。敬宮(としのみや)愛子さまと命名された。(写真は、宮内庁病院を退院され、皇太子さまに付き添われて皇居を出る雅子さまと愛子さま)

国内完全失業率5.5%、株価1万円割れ、相次ぐ企業破たん

 米中枢同時テロ直後の9月12日、東京株式市場で、株価が17年ぶりに1万円の大台割れ。完全失業率は7月に統計上初めて5%台に、11月には史上最悪の5・5%に上昇。また景気悪化で電機業界をはじめ大規模なリストラが相次ぎ、離職者が増えた。さらに、東京生命、マイカル、青木建設など建設、流通、不動産業界を中心に大型倒産が相次いだ。

国内日本でも狂牛病。感染牛3頭発見

 狂牛病(牛海綿状脳症)感染牛が9月10日、国内で初めて千葉県で発見されたのを皮切りに計3頭確認された。政府は10月、全出荷牛の検査を行い、食肉の安全性PRに努めたが、農水省の度重なる不手際に消費者の不信感が高まった。

国内大阪教育大付属池田小に包丁男乱入(6月)

 6月8日、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小に包丁を持った男が侵入、児童8人を殺害、15人に重軽傷を負わせた。大阪府警は宅間守容疑者を逮捕。入通院歴があり鑑定留置されたが、大阪地検は9月、責任能力を認定し殺人罪などで起訴。

国内テロ対策特別措置法成立、自衛隊海外へ(10月)

 米中枢同時テロと、その後の米軍による報復攻撃を受け、米軍支援のテロ対策特別措置法が10月29日成立。自衛隊初の海外戦時派遣を可能にしたが、国会論議は生煮えのまま。武器使用の基準が広がり、憲法が禁じる「集団的自衛権の行使」であいまいさが残った。

国内外務省機密費詐取など不祥事続々明るみに

 外務省をめぐる詐欺事件で警視庁は3月10日、松尾克俊元室長を逮捕。その後も、国際会議の経費を水増し請求していた課長補佐ら3職員を相次いで摘発。同省の内部調査では約2億円の裏金の存在が判明。恒常的な裏金づくりの実態が明らかになった。

国内ハンセン病訴訟で原告勝訴、国は控訴せず(5月)

 ハンセン病国家賠償訴訟で、小泉首相が5月23日、らい予防法(1996年廃止)による国の隔離政策を違憲とした熊本地裁判決に対する控訴断念を決めた。原告・弁護団は「人間回復のための歴史的な第一歩」と声明を出した。

国内

野依良治・名古屋大教授にノーベル化学賞(12月)

国内野依良治・名古屋大教授にノーベル化学賞(12月)

 ノーベル化学賞に野依良治・名古屋大教授ら3人が決まる。受賞理由は、有機物の人工合成で有用な物質だけを作り分ける「不斉合成」の開発。日本人のノーベル賞受賞は、前年の白川英樹博士(化学賞)に続き、10人目。(写真は、発表から一夜が明け、紘子夫人に見送られ、すがすがしい表情で自宅を出る野依良治教授)

国内高橋尚子、ベルリンマラソンで、世界最高記録V(9月)

 9月30日、ベルリン・マラソンで高橋尚子(29)が2時間19分46秒の世界最高記録で優勝、女子で初めて2時間20分の壁を破った。日本人による世界最高記録の更新は初、金メダルを獲得した昨年のシドニー五輪に続く快挙だった。

国内東シナ海に不審船、銃撃戦の末、沈没(12月)

 鹿児島県・奄美大島沖で12月22日、国籍不明の不審船が海上保安庁の巡視船と銃撃戦の末、沈没した。不審船は巡視船に向けてロケット弾を発射。北朝鮮の工作船とみられている。

国内

中央省庁再編、1府12省庁体制発足(1月)

国内中央省庁再編、1府12省庁体制発足(1月)

 1府12省庁の中央省庁新体制が1月6日、スタートした。1府21省庁を再編した新体制は、スリム化、官邸機能の強化などが狙いだが、国交省などの巨大官庁も誕生した。(写真は、省庁再編で国土交通省の銘板の除幕式で幕を引く扇千景国土交通相)

海外ニュース

海外

米中枢同時テロ発生、米がテロ組織掃討作戦でアフガン攻撃

海外米中枢同時テロ発生、米がテロ組織掃討作戦でアフガン攻撃

 9月11日、4機の米旅客機がハイジャックされ、うち2機がニューヨークの世界貿易センタービル、1機が米国防総省に激突し、1機がピッツバーグ郊外に墜落した。死者は約3000人。米国は事件の首謀者がアフガニスタンに潜伏中のウサマ・ビンラディン氏と断定し、10月7日、アフガンのタリバン政権に対する空爆を開始。11月13日、反タリバンの北部同盟が首都カブールを制圧。12月7日、タリバン政権は拠点カンダハルを明け渡し消滅。同22日、暫定行政機構が発足した。(写真は、崩れ落ちがれきの山と化した世界貿易センタービル)

海外水産高校の実習船が米原潜に衝突され沈没(2月)

 2月9日、ハワイ・オアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高の実習船「えひめ丸」が、米原潜「グリーンビル」に衝突され沈没、9人が行方不明に。原潜への民間人同乗も判明したが、軍法会議は見送られ、元原潜艦長は名誉除隊。その後、船内捜索で8遺体が発見された。

海外米で炭疽(たんそ)菌郵便物感染被害広がる

 生物兵器に用いられる細菌の炭疽(たんそ)菌が、10月に米フロリダ州の新聞社で見つかり、郵便物からの感染が判明。11月にかけワシントンの議会事務所やニューヨークのテレビ局など各地で被害が拡大、米政府はバイオテロと断定。死者5人を含め19人の発症を確認した。

海外イスラエルで自爆テロ、28人死亡(12月)

 イスラエルで12月1、2日、パレスチナ過激派による連続自爆テロなどが発生、犯人2人を含む28人が死亡した。これに対しイスラエルはパレスチナ自治政府を「テロ支援組織」に指定し、自治政府本部などをミサイルで報復攻撃。中東和平は崩壊の瀬戸際に。

海外イチローが米大リーグ、ア・リーグ新人王とMVP獲得(11月)

 米大リーグ、ア・リーグのマリナーズのイチロー外野手(28)が11月20日、日本人として初めてリーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた。新人王とのダブル受賞は史上2人目。首位打者に盗塁王、ゴールドグラブ賞も。スピードと技術でパワー全盛の大リーグに新風を巻き起こした。

海外中国がWTOに正式加盟(12月)

 “世界の工場”として急成長した中国が12月11日、世界貿易機関(WTO)に正式加盟。世界共通の貿易・投資ルールの下、13億人の巨大市場が開放され、一段の発展が予想された。一方で、コピー商品を防ぐWTOルールの順守など課題も散見。

海外ヒト遺伝子数は4万個しかないと発表(2月)

 米国のベンチャー企業と、日本も参加する国際ヒトゲノム計画は2月10日、ヒトの遺伝子が2万6千-4万個しかない、と発表した。10万個という推定もあったが、ハエの2倍程度だった。

海外米GDP実質成長率マイナスに。エンロンが破産

 米商務省が10月末発表した7-9月期の米国内総生産(GDP)実質成長率が、マイナス0・4%と8年半ぶりにマイナス成長に。また、米エネルギー大手エンロンが12月2日、経営破たん、負債は4百億ドル(約4兆9千億円)以上。

海外米が、温室効果ガス排出削減「京都議定書」の離脱表明

 モロッコで開かれた気候変動枠組み条約第7回締約国会議(COP7)は11月10日、温室効果ガスの排出削減を義務付けた京都議定書の運用規則を採択。しかし、これに先立つ1月、米国の第43代大統領に就任したブッシュ氏は3月に「米国経済に害を及ぼす計画は受け入れない」として離脱を宣言した。

海外フィリピンとインドネシアで女性大統領誕生

 1月20日、フィリピンのエストラダ大統領が不正蓄財疑惑で辞任、アロヨ副大統領が昇格。インドネシアでは7月23日、ワヒド大統領が公金流用疑惑で罷免され、メガワティ副大統領が昇格。ともに元大統領の娘。

海外独政府と電力会社が原発全廃で合意(6月)

 ドイツ政府と主要電力会社は6月11日、国内の原発19基を2021年までに段階的に廃止することなどを定めた合意文書に調印。これを受けて独連邦議会(下院)は12月14日、原子力法の改正案を可決した。

海外ネパール王室で皇太子銃乱射、王族10人死亡(6月)

 ネパールのディペンドラ皇太子が6月1日、王宮内で銃を乱射、ビレンドラ国王夫妻を含む王族9人を殺害し、自らも「自殺」した。国王夫妻に結婚を反対されたことが原因とされたが、一時は陰謀説も広まった。

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