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国内・海外ニュース

こんな年

 菅政権が船出した2010年。脱小沢路線で内閣支持率は一時上がったが、参院選は与党が惨敗し、政治の迷走が続いた。検事の証拠改ざんが発覚し、高齢者の所在不明が相次いだ年に、名古屋で開かれたCOP10は歴史的な成果を挙げた。北朝鮮軍の韓国領砲撃が国際社会に衝撃を与えたが、チリの鉱山落盤事故では、地下700メートルに閉じ込められた33人全員が生還し、地球上の人たちが奇跡のドラマに胸を熱くした。(2010.12.30中日新聞朝刊より)

その他の世相

 小惑星探査機「はやぶさ」が帰還/猛暑が列島襲う/東北新幹線が全線開通/ヒット曲…植村花菜「トイレの神様」、西野カナ「会いたくて 会いたくて」/ヒット映画…「アバター」、「アリス・イン・ワンダーランド」/ヒットドラマ…「ゲゲゲの女房」、「龍馬伝」/新語・流行語…「イクメン」、「ととのいました」、「~なう」

プロ野球優勝チーム(☆は日本一)=中日(落合博満)/ソフトバンク(秋山幸二) ☆ロッテ(西村徳文)※CSから

中日(落合博満)順位=1位

高校野球甲子園優勝校=春/興南(沖縄)・夏/興南(沖縄)

往く人

藤田まこと(俳優、76歳 2.17)、井上ひさし(作家、75歳 4.9)、ラッシャー木村(プロレスラー、68歳 5.24)、デニス・ホッパー(俳優、74歳 5.29)、つかこうへい(作家、62歳 7.10)、池内淳子(女優、76歳 9.26)、大沢啓二(野球選手、78歳 10.7)

国内ニュース

国内鳩山政権8カ月半で崩壊、菅内閣が発足(6月)

 鳩山由紀夫首相は6月2日、米軍普天間飛行場の移設問題と「政治とカネ」の問題で国民の信頼を失ったとして退陣を表明。小沢一郎民主党幹事長も辞任。戦後初めて衆院選での政権交代によって誕生した鳩山政権は8カ月半で崩壊した。2日後の党代表選で菅直人氏が新代表に選出され、8日に菅内閣が発足した。小沢氏の影響力を排除した「脱小沢」路線で内閣支持率は急上昇。その勢いで7月11日投開票の参院選に突入したが、首相自らの「消費税10%」発言などで惨敗。参院で過半数割れし、その後の政治の混迷につながった。

国内

厚労省文書偽造事件、元局長の村木さんが無罪(9月)

国内厚労省文書偽造事件、元局長の村木さんが無罪(9月)

 厚生労働省の文書偽造事件で大阪地裁は9月10日、元局長の村木厚子さんに無罪を言い渡した。大阪地検は控訴を見送り、判決が確定。捜査の過程で大阪地検特捜部の元検事が押収した証拠を改ざん、上司の前特捜部長らが改ざんを隠蔽(いんぺい)していたことが判明し、元特捜検事3人が逮捕、起訴された。一連の不祥事で検察庁は批判を浴び、大林宏検事総長は12月27日に引責辞任。法相の諮問機関が検察改革の協議を開始した。(写真は、無罪判決確定後に厚労省の玄関で職員に出迎えられる村木厚子さん)

国内

尖閣諸島沖で巡視船に中国漁船が衝突(9月)

国内尖閣諸島沖で巡視船に中国漁船が衝突(9月)

 尖閣諸島沖で9月7日、海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した。このときに海保が捜査資料として撮影した衝突の模様の映像が11月4日、インターネット上に流出した。海保に逮捕された中国人船長の釈放を求めて中国は対抗措置を取った。警視庁などは国家公務員法の守秘義務違反容疑で捜査し、海保は12月22日、自分が映像を流出させたと名乗り出た神戸海上保安部の海上保安官を停職一年の懲戒処分とし、保安官は依願退職した。(写真は、インターネットの動画サイト「ユーチューブ」に投稿された中国漁船衝突事件の状況を撮影したとみられる映像)

国内名古屋市議会リコール投票確定(12月)

 名古屋市の河村たかし市長が先導した市議会解散請求(リコール)に向けた署名の有効数が36万9008となり、政令市で初めて議会解散を問う住民投票の実施が決まった。市長は、来年2月6日の愛知県知事選に出直し市長選をぶつけるため辞職し再出馬。住民投票も同日で、トリプル投票になった。河村市長は、市民税減税の継続や議員報酬半減案などをめぐり市議会と対立していた。

国内

小惑星探査機「はやぶさ」地球に帰還(6月)

国内小惑星探査機「はやぶさ」地球に帰還(6月)

 小惑星探査機「はやぶさ」が6月13日、豪州南部の上空で大気圏に突入、約60億キロの旅を終え、7年ぶりに地球に戻った。通信途絶やエンジン故障などトラブル続きで満身創痍(そうい)になりながらもカプセルを地球に届けた「奇跡の帰還」だった。カプセルには小惑星イトカワの砂の微粒子が入っており、世界で初めて小惑星からの岩石試料の回収に成功。世界の宇宙探査をリードする成果を挙げた。(写真は、小惑星探査機「はやぶさ」再突入カプセルの内部、インスツルメントモジュールの説明をする「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口教授)

国内名古屋で生物多様性条約締約国会議COP10開催(10月)

 国連地球生きもの会議(生物多様性条約第10回締約国会議=COP10)が名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で10月の3週間、開かれた。生物資源の利益配分を定めた国際ルール「名古屋議定書」と、生態系保護の新戦略目標「愛知ターゲット」を採択した。先進国と発展途上国は長年にわたり、激しく利害対立。最終日も翌未明まで議論は続き、議長国・日本の主導で歴史的な会議となった。

国内小沢一郎「陸山会」土地取引事件で強制起訴が決定(10月)

 小沢一郎元民主党代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる事件で東京地検特捜部は2月、政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で小沢氏の元秘書3人を起訴、小沢氏を不起訴とした。小沢氏は東京第五検察審査会による4月と9月の二度の「起訴すべきだ」との議決を受け、東京地裁が指定した弁護士に強制起訴されることが決まった。

国内野球賭博で大関琴光喜と大嶽親方(元関脇貴闘力)解雇(7月)

 野球賭博をめぐり角界に激震が走った。胴元のいる野球賭博に27人の関与が判明。日本相撲協会は7月4日の臨時理事会で大関琴光喜と大嶽親方(元関脇貴闘力)を解雇した。NHKは初めて生中継の中止を決定。相撲協会は天皇賜杯を辞退するなど異常な状況で名古屋場所が開催された。警察の捜査で新たに力士2人の野球賭博が分かった。

国内全国で高齢者所在不明相次ぐ

 東京都足立区の民家で7月28日、戸籍上は111歳とされた男性のミイラ化した遺体が見つかった。警視庁は男性名義の年金をだまし取ったとして同居の長女と孫娘を詐欺容疑で逮捕した。これが発端となり、各地で高齢者の所在不明が発覚。厚生労働省によると、全国で25人が行方不明のまま年金を支給されていた。

国内鈴木章氏、根岸英一氏にノーベル化学賞(12月)

 ノーベル化学賞が鈴木章・北大名誉教授、根岸英一・米パデュー大特別教授の日本人2人と、米リチャード・ヘック博士に贈られた。日本人の化学賞受賞は7人。物理学、医学生理学合わせて15人となった。授賞業績の「パラジウム触媒クロスカップリング」には何人もの日本人が貢献をしたが、同賞の「3人枠」に泣かされた。

国内

ドラゴンズ&グランパス優勝

国内ドラゴンズ&グランパス優勝

 プロ野球セ・リーグで中日ドラゴンズが4年ぶり8度目の優勝を果たした。首位と最大八ゲーム差を逆転した。サッカーのJリーグ一部(J1)も名古屋グランパスがリーグ18年目で悲願の初優勝を飾った。

海外ニュース

海外北朝鮮が韓国・延坪島を砲撃(11月)

 北朝鮮軍は11月23日、韓国西方沖の延坪島(ヨンピョンド)を砲撃した。北朝鮮による韓国領土の直接砲撃は朝鮮戦争休戦後初。約80発が着弾し民間人2人と兵士2人が死亡、家屋も破壊され住民約1300人の多くが韓国本土に避難。同日は島周辺の黄海で韓国軍が射撃訓練中。北朝鮮は、同海域が自国の主張する海上軍事境界線より北に位置するため「自衛的措置」と正当化した。韓国軍は12月20日に島周辺で演習を再開。北朝鮮が再報復を警告した。3月26日には近海で韓国軍哨戒艦が沈没。韓国軍民調査団は北朝鮮の魚雷攻撃が原因と断定した。

海外チリ鉱山落盤事故、33人が生還(10月)

 南米チリ北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山で8月5日、落盤事故が発生。17日後の同月22日、地下約700メートルの坑内に閉じ込められた作業員33人全員の生存が確認された。10月12日、特殊カプセル「フェニックス(不死鳥)」による救出作業が始まり、翌13日夜までに全員が地上に引き上げられた。69日ぶりの脱出劇は「奇跡の生還」と称賛された。

海外内部告発サイト「ウィキリークス」外交機密流出

 民間の内部告発サイト「ウィキリークス」が米国の機密情報をネット上で暴露し、国際社会に衝撃を与えた。4月から10月にかけ、イラク戦争での民間人誤射の映像やアフガニスタン・イラク両戦争での米軍機密情報を公表。11月下旬からは約25万点に及ぶ米外交公電の公開を始め、各国政府は反発。創設者のアサンジ容疑者は、性犯罪容疑で英国当局に逮捕されたが12月16日、保釈され、外交公電の公開続行を宣言した。

海外中国・民主活動家の劉暁波氏ノーベル平和賞(12月)

 ノルウェーのノーベル賞委員会は12月10日、中国の民主活動家で、獄中にある劉暁波氏に平和賞を授与した。中国当局は劉氏や妻の出国を認めず、親類も出席できない式典は1936年、ナチス政権下の平和活動家以来。「主役のいない椅子」にメダルなどが置かれた。劉氏は中国共産党の一党独裁を批判した「〇八憲章」の起草者。国家政権転覆扇動罪に問われ、懲役11年の判決を受けている。

海外ギリシャ財政危機、ユーロ圏と国際通貨基金に金融支援を要請

 財政危機のギリシャは4月23日、欧州連合(EU)のユーロ圏と国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請。5月2日に総額1100億ユーロ(約12兆円)の融資を受けることが決まった。しかし、その後も財政難のアイルランドやスペインなどで国債価格が下落、ユーロの信認を揺るがした。歳出削減を図る各国ではデモやストが頻発。EU首脳会議は12月16日、欧州版IMFの創設を決定した。

海外メキシコ湾に原油が大流出(4月)

 米南部ルイジアナ州沖のメキシコ湾で4月20日、英石油大手BP社の原油掘削基地が爆発し、海底から大量の原油が流れ出た。BP社は、流出源となった油井の上部から特殊な泥を流し込み、内部の原油を貯留層へ押し戻す「スタティック・キル」と呼ばれる作業を行い、約五カ月後に油井を完全封鎖。総流出量は、約490万バレルに上り、米史上「最悪の環境災害」となった。

海外ハイチ大地震22万人以上が死亡(1月)

 カリブ海の島国ハイチで1月12日、マグニチュード(M)7・0の強い地震が起き、22万人以上が死亡した。約130万人が住居を失い、被害額は同国の国内総生産(GDP)を上回る約70億ドルに達した。国連本部で3月に開かれたハイチ支援国会合は、同国の復興に今後3年間で99億ドルを拠出することで合意した。

海外トヨタ世界で600万台リコール

 トヨタ自動車の豊田章男社長は2月24日、大規模リコール(無料の回収・修理)問題に絡み、米下院の公聴会で証言。「お客さまの声を聞く姿勢をおろそかにしたことは真摯(しんし)に反省する」と陳謝した。トヨタは今年、「カローラ」のアクセル不良や「プリウス」のブレーキの不具合など、日米欧を中心に計約600万台をリコールした。

海外バンクーバー冬季五輪、浅田真央が銀、高橋大輔は銅(2月)

 2月のバンクーバー冬季五輪。注目のフィギュアスケート女子で浅田真央は銀メダル、ライバルのキム・ヨナ(韓国)が圧勝した。男子は右膝の大けがを乗り越えて出場した高橋大輔(関大大学院)が銅メダル。日本男子初のメダル獲得となった。大会を通じた日本のメダル数は銀3、銅2の計5個。

海外アウン・サン・スー・チーさん7年ぶり解放(11月)

 ミャンマー軍事政権は11月13日、ノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チーさん(65)の自宅軟禁を解除した。3度目の拘束が始まった2003年5月以来約7年半ぶりに解放されたスー・チーさんは、民主化運動再開を宣言。一夜明けた14日には最大都市ヤンゴンで演説し、民主化勢力の結束などを呼び掛けた。

海外サッカーW杯・南アフリカ大会で日本16強入り(6月)

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本代表が2002年日韓大会以来2度目、海外開催のW杯では初めて16強入りした。1次リーグを本田圭佑(CSKAモスクワ)の活躍などで2勝1敗で突破した。

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