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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年1月26日~3月20日

当時の新聞を読み返して

「元号は『平成』です」。昭和が64年に差し掛かった新年、松も取れぬ1月7日に「天皇陛下崩御」の報。内閣総理大臣竹下登政権下の官房長官・小渕恵三氏が、「平成」と書かれた額縁を取り上げた。当時の中日新聞を保存していた私は、本投稿にあたり30年ぶりに読み返してみた。一般紙24頁の全てと、特集版またスポーツ紙も「天皇陛下崩御」一色。それは、保存状態の悪さに加えセピア色に変色、古紙独特のカビ臭さ、また現代版に比べ活字の小ささに驚かされ、目を凝らして見入った。新聞によると「平成」とは、中国の古典「内平かに外成る(史記)地平かに天成る(書経)」という文言の中から引用したものとある。国民は激動の昭和からまさに平成に望みを託した。そして、もう一つ忘れてはならない出来事に、国はこの年の4月から国会審議で難産の末の「消費税」を導入した。「高齢化社会に鑑み社会保障の充実」を図ると。バブル期の中、事業を営んでいた私。おかげ様で多忙を極める中、導入時3%の税率には高をくくっていた。しかし、さすがに無職となり年金生活者となりし今、万民に等しく課税されるその負担は、今さらながらずしりと重い。ところでわが家にはこんな珍宝がある。「昭和64年」と刻印のある希少価値の硬貨セットだ。そのほかの記念硬貨と共にタンスの引き出しに眠っている。あれから30年、来春の改元まで1年余り。今上天皇には”おつかれさま”の思いだ。

愛知県瀬戸市 久野光子さん 68歳 流行・世相

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