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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年3月15日~4月30日

紙一重だった列車事故

会社への往復を繰り返したワンルームでの生活は、趣味でも無いと極めて単調で耐えがたいので、週末は可能な限り自宅に帰るようにしていた。そんな生活に終止符を打つことができ、かつての自宅での生活に戻ったのは、7月1日付けである。その間の2年余り、春夏秋冬を2回ずつ大阪で過ごしたのは貴重な体験であった。大阪勤務中のビッグニュースといえば、JRの列車と信楽高原鉄道の列車の正面衝突事故である。当時勤めていた会社はグループ各社の持ち回りでゴルフ大会を開催していた。その年は、5月12日に信楽高原で開催された。往路はメンバーに便乗させていただいたが、翌日のゴルフには不案内なので終了後、信楽高原鉄道線で貴生川経由でJR草津線に乗り継いで一人寂しく帰宅した。大惨事はその翌14日、陶芸祭でにぎわう中で起こり、42人の尊い命が奪われた。前夜に自分が通過した同線路上での事故なので、私は運不運は紙一重と感じ、悲劇の感傷に浸った。

愛知県名古屋市(南区) 森部三登野さん 83歳 天候・災害会社・仕事新生活・引越悲しみ

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