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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年3月15日~4月30日

楽しい夕食

今から26年前、子どもたちは3人とも小学生で、長男が6年生、次男が5年生、長女が1年生であった。私は看護師として総合病院で働いていた。家計簿を見ると、最初の1ヵ月だけは商品名と値段がきちんと書いてあるが、その後には面倒になったのか、レシートの合計のみの記入になっている。子どもたちは食べ盛りで、スーパーのカートに食料品を山盛り買っても3日くらいで無くなっていた。消費税が3%であったが支出のほとんどを食費が占めていた。まさしく「食べるためには働かなくてはいけない」現状であったし、奮闘していた時期でもあった。私の当時の勤務は三交代で、夜勤が3~4日に一度はあった。夜勤明けで寝たり、夜勤入りでも横になったりしていたので、「うちのお母さんは家のことをしないで寝てばかりいる」と、突然長男の同級生のお母さんから聞いた時は、驚きと同時に冷や汗が出そうであった。その後も「自宅でゴロゴロしている性格」は変わらなかった。こうして家でのんびりと過ごことができたのは、舅と姑の存在があったからである。2人とも私の仕事に対して理解があり、子育てにも熱心に協力してくれたおかげである。一番の思い出として残っているのは、家族全員がそろう夕食時である。子どもたちは「クレヨンしんちゃん」が始まると、テレビに釘付けになり、箸の動きが止まり、夫が何度注意しても箸の動きが止まっていた。また「きんさんぎんさん」がテレビに少し出てくるだけで、自然に笑いが起こり、楽しい夕食になったこと。晩酌しながら舅は「俺もきんさんぎんさんみたいに100歳まで生きるんだ」と張り切っていたのに、その後、80歳で急に亡くなってしまった。今年、姑は91歳になるが、畑で野菜を作り家族を支えていてくれる。舅の夢だった100歳まで元気でいてほしいと思う。

愛知県弥富市 鳥居ひとみさん 65歳 家族・親族流行・世相会社・仕事

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