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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年3月15日~4月30日

新しい社宅、新しいスタート

夫婦と子ども3人で、古くて狭い社宅に住んでいた昭和から平成に変わる頃、バブル時代の求人難対策で社宅と独身寮の新設計画が持ち上がった。それまで幾度か広い場所に引っ越そうと検討したが、いずれも転校が嫌で立ち消えとなっていた。ところが新社宅は同じ学区ということで、子どもたちも賛成、完成したら入居させてもらうことで会社の了解も得た。平成4年完成を目標に工事が始まり、近くなので時々現場に行き、みんなで楽しみにしていたところ、バブル崩壊、経費削減で社宅計画は中止との方針が出てしまった。せっかく楽しみにしていたのにとがっかりしていたら、工事がすでに終盤で中止すると余計に経費が掛かるということで、建設継続となり、家族一同胸をなでおろした。平成4年12月にようやく完成。引っ越しを済ませ、新しい社宅に入った時の妻や子どもたちの笑顔は今でも目に焼き付いている。当時、長男は高校1年生、長女は中学1年生、次女は小学1年生。新しい社宅で新しいスタートを切ったことは、きっと良い思い出になっているだろう。あれから26年、子どもたちはみな結婚し、それぞれ子どもにも1人ずつ恵まれ、今や夫婦は年金生活。3人の孫がいる、普通のお爺さんとお婆さんになってしまった。新しい社宅生活は6年間で、今は平成10年に購入したこれも同じ学区のマンションで2人で暮らしている。たまに散歩で社宅の近くを歩いていると、クリスマスや正月、誕生会など家族みんなでにぎやかに暮らしていた頃をとても懐かしく思い出す。

愛知県名古屋市(千種区) 池田陸人さん 66歳 喜び家族・親族新生活・引越

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