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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年3月15日~4月30日

親元を離れ寮へ

平成4年春。県立高校卒業後、私は進学することになり、生まれて初めて親元を離れ学生寮に入ることになりました。現在のようにプライバシーが守られている個室ではなく、大部屋への入居で、談話室、炊事室、洗面所、便所、浴室と、何から何まで共同でした。入学式当日は、同じ出身校、同じ市町村同士が和気あいあいとこれからの学生生活について語っていました。私は同郷の者がいなかったので、寂しく感じていた時のことです。スマートフォン、携帯電話は所持していない時代。寮の舎監さんより「電話だよ」と、寮にある固定電話が取り次がれました。電話の相手は母と近所のおばさんでした。初めて親元を離れ、寮生活に不安を感じて電話をしてきてくれたのです。電話の内容は覚えていませんが、その電話一本が私にとって心温まる電話であったことは今でも忘れられません。そんな寮生活も時間の経過とともに慣れ、テストが近づくと参考書やノートを取り出して仲間と一緒に勉強したことを昨日のように思い出します。

三重県紀北町 平野有良さん 44歳 友人・仲間家族・親族入学・進学新生活・引越

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