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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年4月15日~5月31日

結婚20年、健康を気遣う歳に

戦後の混乱期、国は人口政策として“産めよ増やせよ”を奨励。わが家の親は決して豊かではない生活の中、年子の私を含め5人の子どもを育ててくれた。いわゆる「団塊の世代」に生まれた私たちは、進学時の受験難はいうに及ばず、何かにつけて競争精神を強いられた。平成5年のこの年、結婚20年目。世の中はバブルが崩壊し、設計事務所を営んでいた私はここぞとばかりに踏ん張った。2人の息子たちも成長し、大学、高校へとそれぞれに行動範囲が広がり、未来に希望を描いていた。そんな中、働き盛りの私も初めての病理検査を体験し、健康を気遣う若くない自分に気づき始めた。「いつまでもあると思うな親と金、無いと思うな運と災難」、また「健康に勝る宝なし」。これは父が私たち5人の兄弟に記した「訓」だ。お金で買うことができるのなら「健康」を買いたいと思うようになったのもこの頃だった。その他、政局は決して安定とは言えず、55年体制からの自民党長期政権が38年ぶりに崩壊、下野し、野党による連立政権が誕生。時の細川護熙首相をはじめとする、2年間で3代続けて野党が政権を担ったものの、4人の首相を輩出したことは異常極まりなかった。中にはおめでたい話題も。皇太子ご夫妻がご結婚されたのもこの年だった。またサッカー音痴の私でも、Jリーグが発足したことはよく覚えている。平成になって5年目、助走しはじめた。

愛知県瀬戸市 久野鐘さん 71歳 家族・親族会社・仕事

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