年表

時代

年表

閉じる

平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年4月15日~5月31日

就職氷河期を乗り越えて

大学に入学した時は、就職で苦労するとは想像もしませんでした。バブル崩壊が大学入学時に起きましたが、全然ピンと来ず、また経済は伸びるだろうと楽観しながら大学生活を楽しんでいました。結局、景気は回復することなくそのまま就職活動へ。「就職氷河期」という言葉が使われ始めたのもこの頃だと思います。就職活動は焦りしかなく、とりあえず業種・職種問わず、気になる会社への資料請求をしました。ネットもない時代ですので、はがきを何十枚と書きました。友人の中には100枚を超える人もいました。企業展が開催されると毎回参加していましたが、とにかく人だかりで身動きができないほど。企業側と一対一での話はできず、まとめて何十人に担当者が説明をしている状況でした。入社試験を見ても、最終面接まで長く、4次選考面接まで行ってもまだ最終でないことがありました。お盆を過ぎても内定は出ず、ますます焦りました。「就職浪人」や「フリーター」という言葉が出てきたのもこの頃かなと思います。友人の中には実際にフリーターになった人もいました。お盆を過ぎると、今年度の入社試験が終わっている企業がかなりありました。それでも根気よく続けて、9月の終わりにようやく内定をもらいました。早い企業だと6月には内々定を出している所もありました。解禁日の10月1日は企業側から連絡があるため、家にいる友人もいました。当時は買い手市場で、企業は優秀な人材をじっくり選べると聞いたことがありました。自分はまず会社に入ることを考えたため、職種は後回し。どんな仕事でも採用してくれた会社で頑張ろうと思いましたし、どんな苦労も耐えられると思っていましたから。入社した会社は2年ほど前に閉鎖になりましたが、21年間転職せず最後の日まで勤めました。

愛知県大口町 宮川直樹さん 46歳 学校・学び就職・転職

  • facebook
  • twitter
  • line

平成6年の国内・海外の主要ニュースを見る