年表

時代

年表

閉じる

平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年4月15日~5月31日

忘れもしない秋

1994年、私は37歳でした。春には中華航空機の名古屋空港への墜落事故があり、私の知り合い2人が墜落の様子を見ていたと電話してきました。何が起きたのか混乱していたようでした。まさかこんな近くでと、しばらく飛行機が怖くなったのを思い出しました。秋には15日の間に祖父母と義父が亡くなり、通夜と葬儀が重なったため両親が大変だったと思います。初めは母方の祖母が亡くなり、その時祖父は寝たきりでした。祖父は私の結納の時に来てくれて、こちらの悩みを聞いてくれました。もちろん結婚式にも来てくれました。祖母の葬儀の合間に少し動くだけでも痛がる祖父に、私はまた悩みを話しました。「そのうち良い時も来るから」と優しくなだめてくれました。「おじいさん、私が来るまで絶対待っててね」と約束して帰りました。その6日後に嫁ぎ先の義父が亡くなり、その8日後には祖父が救急車で運ばれたと聞き、飛んで行きました。私が「おじいさん待っててくれてありがとう。そんなに苦しいんやね、もういいよ」と声をかけると、翌日亡くなりました。その後、私は介護福祉士として20年施設で働きました。もっと早くこの仕事をしていたら、祖父母や義父の助けになれたのではと今でも悔やんでいます。1994年秋は、身近な人たちとの別れが続いた悲しい時期でした。

岐阜県可児市 長瀬由美子さん 61歳 家族・親族別れ悲しみ

  • facebook
  • twitter
  • line

平成6年の国内・海外の主要ニュースを見る