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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年4月15日~5月31日

葬儀の日の墜落事故

平成6年4月26日、この日は24日に亡くなった親族の自宅での葬儀の日だった。すっかり暗くなり、連れ合いはひと足早く帰宅。私が後片付けを手伝ってから帰宅したところ、連れ合いは疲れてぐっすり眠っていた。私は葬儀に来てくれた姉と妹に、電話で礼を言っていた。その時、ドーンという大きな音を聞き、とっさに「飛行機が落ちたから電話切るね」と受話器を置き、城北線の駅へ走った。他の人も来ていた。火柱が立ち、真っ赤な炎が広がっていた。見合いをして3ヵ月で結婚した私。初めて家に一人でいた時は、自衛隊の飛行機がわが家の上を通過、窓ガラスがビリビリと鳴った時には思わず耳をふさいでしゃがみ込んだことを覚えている。午前2時から4時までの2時間しか静かな時間が無い農村地帯と思ってやって来たが、いつ頭の上に落ちてくるか分からない所へ来てしまったと感じていた。そんな矢先に、やっぱり落ちた。そんなことを思いながら、眠れない夜が明けた。連れ合いは一度も起きることなく朝を迎えた。昨晩のことを話すと驚いた様子。新聞に載った写真を見ると、そこには覚えのある顔が。その人とは、以前に商売をしていた店先で会話をしたことを思い出した。本当にあの時の人だったのだろうか。今でもずっと心に残っている。

愛知県春日井市 伊東小夜子さん 70歳 天候・災害悲しみ

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