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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年5月15日~6月30日

宝物年表

これまでの人生で一番驚いたこと。それは2回目に授った子どもが双子だったことです。平成元年に生まれた長男を中心に、平穏な幸せをかみしめていた私たちでしたが、平成7年2月に双子の男の子が誕生し、生活は一気に目まぐるしいものに変わりました。せ~の、と声を合わすように夜泣きが始まると、両の手に抱いて同時に授乳。動き出すようになったら、元気過ぎる双子はまるでネズミ花火のよう。物心つくようになると、1つのおもちゃを取り合ってはけんか。静かな生活は無縁となり、怒濤(どとう)のごとく忙しい毎日となりました。一人っ子で兄弟げんかなどしたことのない私には、息子たちの言動は未知の世界。思うような生活ができず、イライラしたり悩んだりもしました。子どもたちが寝静まって冷静になると、イライラした自分を猛省。かわいい寝顔を見つめ、やはりわが子たちとの時間が、何より大切だと実感したものでした。双子が生まれた平成7年には、阪神大震災やオウム真理教関連の事件のニュースが連日流れており、命の大切さ、普通の生活の大切さを強く思う毎日でもありました。通常妊娠、分娩に比べリスクも多い双子出産ですが、誰よりも大きな泣き声で生まれ、元気いっぱいでスポーツや勉強にも勤しんだわが子たち。平成最後の年には2人とも社会人となり、新たな世に羽ばたくことを、ただ祈っております。すっかり大人になったわが子たちですが、もし、もう一度だけ、タイムマシンで昔に戻ることができるのならば、双子が生まれ、忙しい日々を送っていた平成7年、8年の頃に戻りたい。泣いて困らせる小さなわが子たちを、もう一度この手に抱きしめたい。親だけを頼って、まとわりついて離れないわが子たちを、ぎゅっと抱きしめたい。長男が生まれた平成元年と、双子が生まれた平成7年からの時間は、私たちにとって何にも代えがたい、宝物の年表です。

愛知県清須市 吉村希代美さん 56歳 喜び出産・育児

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