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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年5月15日~6月30日

平成7年といえば3人の子どもは独立し、それぞれに夢を抱いて日々を忙しく生きていた頃である。ある日誰かが、「神戸のルミナリエを見に行きたい」とつぶやいた。その頃、阪神淡路大震災の記憶はまだ生々しく残っていて、鎮魂の意味で行こうかということになったと思う。昔なら家族で荷造りして大騒ぎとなるところ、「じゃあ名古屋駅、新幹線ホームに何時に集合」ということになった。子どもが育つということはこういうことかと思い、ちょっと寂しくなった。折しも夫は京都に出張中。ルミナリエの会場で合流ということにして、私は不安を抱いて一人名古屋へと向かった。子どもたちは時間に現れ無事に会場に。人ごみの中で夫を探すのは大変であったが、何とか合流できみんなでルミナリエの開始を待った。行列の中でしゃべっていると、一瞬、パーッと灯りがともり光の道が開けた。同時に涙が込み上げた。それは震災で亡くなった人への祈りと、無事に子どもたちが育ってくれた安堵の涙で、今も忘れられない涙である。

愛知県安城市 今井真子さん 70歳 喜び家族・親族天候・災害イベント悲しみ

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