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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年6月15日~7月30日

価値を知らない男

平成9年、失楽園がその年の流行語となった。失楽園は中年の恋の小説である。その頃から、中年の恋が、社会の一部ではあるが、一般的になっていったように思う。当時、私はまだ52歳で、働き盛りであった。52歳といえば、もういい年齢で落ち着いた人生を送っているのが普通なのに、自分としてはまだ若い気持ちであった。そして年上の女性と恋に落ち、妻はそっちのけで自分の置かれている立場をわきまえず、お付き合いをしていた。それ故に、平成23年、妻は自分の車に荷物を積み、家を出て行った。私は別に止める気はなかった。それは東日本大震災の起きた3月11日のことだった。津波と地震で家がなくなり、家族、親戚も失った人々に比べれば、まだ私は幸せであった。それから今年で7年がたち、私は今自由の身となり、自由人として生きている。夢多く希望に満ち、生命力が前途を照らしている。生まれるときも一人、死するときも一人、自然体で自由に生きて四季の花鳥風月を愛で、毎日楽しんでいる。生きること、生活に一生懸命になっている人達に思いをはせることが重要である。

愛知県岡崎市 源間梵堯さん 73歳 恋人家族・親族流行・世相天候・災害新生活・引越出会い別れ

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