年表

時代

年表

閉じる

平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年6月15日~7月30日

40代最後の年

平成9年は、私にとって40代最後の年でしたが、大きな出来事が二つありました。一つは、自宅の建て替えでした。築200年以上の草葺きの建物を解体しました。江戸時代から昭和19年まで日本酒の製造を家業としていたので、大きな商家の建物でした。少しして、当時の町の教育委員長から「文化財指定の候補に挙がっていたのに」と、笑いながらお叱りを受けました。改めて、先人の歴史を感じたものです。二つ目は、単身赴任したことです。自宅建物の引き渡しから1週間後に辞令が出ました。田舎の長男は家を守ることが何よりも大事だと教えられており、友達もみんなそうしていたので、それまで何度か転勤の打診があったものの辞退を続けていましたが、既に私自身が転勤を命ずる立場になっていたので、やむなく辞令を受けることになりました。当時、3人の子どもは高校と中学に在学しており、進学を控えて不安定な時期でしたので、妻は相当不安がっていました。だから、週末には極力帰宅することに努めました。それ以来、17年間も単身生活を続けることになりましたが、退職してようやく単身生活を終えました。現在、子どもたちはそれぞれ独立し、子育ての真っ最中です。お陰でそれぞれ幸せな生活を営んでいます。私の単身赴任中、留守宅をしっかり守ってくれた妻や母親に感謝し、無事歴史のバトンタッチができたことに安堵しています。

滋賀県長浜市 阿閉正美さん 70歳 喜び家族・親族会社・仕事入学・進学就職・転職新生活・引越怒り

  • facebook
  • twitter
  • line

平成9年の国内・海外の主要ニュースを見る