年表

時代

年表

閉じる

平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年7月15日~8月30日

釣友の棺に釣具を

10月3日は悲しい別れの日でした。「麻雀を覚えておくと老後の楽しみになる」という上司の言葉が忘れられなかった私は、後輩2人とともに、退職後に悠々自適の老後を過ごしている中津川の上司の家へ、月に2回、1泊で出掛けていました。午後1時ごろ中津川に着くと、釣り好きの私はまず付知川でアマゴ釣りを2時間ほど楽しみました。後輩の戸田君も付き合ってくれているうちに、すっかり釣りにはまり、毎回午後5時過ぎまで竿を出すようになりました。こんな親睦1泊麻雀会が5年ほど続いていましたが、この年の10月2日、戸田君の奥さんから「夫が急死し、明日葬儀だ」と知らされ、ビックリしました。翌日、葬儀に参列した私は、釣りの仕掛けを作るのが苦手だった戸田君の棺に「仕掛けを作って入れておくから、頑張ってよ。もう一緒に麻雀ができなくなって残念だよ」と悲しい別れの言葉を掛けました。人間、長生きしても、友に先立たれると生きる喜びを失い、寂しいものです。

愛知県名古屋市(瑞穂区) 長屋義雄さん 93歳 友人・仲間会社・仕事趣味・レジャー別れ悲しみ

  • facebook
  • twitter
  • line

平成11年の国内・海外の主要ニュースを見る