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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年8月15日~9月30日

介護と仕事の両立

平成13年の正月に、母は2度目の脳梗塞を発症し入院した。意識はすぐに回復し、経管栄養が始まった。経管栄養は鼻から管を通して栄養剤を入れるので、お腹はいっぱいのはずでも食べた気がしないらしい。母はしきりにお腹が空いたというので、主治医に自分の口から食べられるか検査をお願いし、柔らかい食事から始めたところ、グングンと回復し退院できた。それからは会社勤めをしながら、父と自分の食事とは別に母の食事を毎日3回作るのが私の仕事になった。9月、同時多発テロの翌日から、東京へ1週置きに泊まり込み研修のため出張しなければならなくなった。この研修は事前の準備がものすごく大変な上、両親の食事を2日分も3日分も用意していかなければならず、大変なストレスだった。市で高齢者世帯へ昼食を届けてもらえると聞いて、1食でも楽になればと問い合わせたところ、同居する家族がいると駄目だという答え。それではと、業者の介護食サービスを頼んだら、出張の時だけでは配達できないと最初の2回だけで断られてしまった。2人とも介護が必要なわけではないので、母だけショートステイに預けても大して手間は変わらないので、前年から介護保険制度ができていたものの使うことはできなかった。家族に介護してもらいたいと親も思っているし、子もそうしたいと思っているので、本当に手が足りなくて困る時だけ利用できる介護保険制度であったら良いと思った。10年後に定年退職し、介護職員養成講座に通った時に同じ質問をしてみたが、平成13年と全く変わらない返事だった。介護保険の利用が0か100ではなく、本当に困る時だけちょっと手助けしてくれる制度だったら良いと思う。

静岡県浜松市 堤茂子さん 66歳 家族・親族心身の変化

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