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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年8月15日~9月30日

会社定年後、庭師に

私の元の会社(機械機器製造メーカー)の定年は、満60歳。平成12年7月に定年を迎えました。この頃は、平成不況の真っ只中。人件費の削減に、経営者は窮々としていました。定年者とりわけ高給の管理職は、経営にとって無用の社員であったように思えました。人件費を削減するため、管理職は定年と同時に退職することに。その後に労働力不足で、定年のない制度を取らざるを得ない現在が来るとは、予測できないことでした。そういう状況の中、私は幸い健康体であったので、思いきって自然相手の仕事を選び庭師の世界に飛び込みました。平成13年4月に、庭師養成の造園校に入校。造園の基礎を習得し庭師の職人への足がかりとなりました。造園業者でのさらなる実地修業、造園技能士の国家資格の取得など、経験を重ね腕を磨き庭師となりました。固定顧客も年々増加していき、数十軒にも及び造園の仲間の協力を得て18年間。おかげさまで今なお、健康体に恵まれ造園の仕事を続けています。造園の職人という180度違う仕事に就きましたが、飽くことのない技術の追求、顧客からの喜びや感謝の言葉、庭造りの楽しさは歳を取るのも忘れさせてくれる今日この頃です。80歳近くになりますが、体力の続く限りやっていこうと考えています。庭師として職人になった今日、サラリーマンと何ら変わらないと感じています。共通することは、相手から信用され喜ばれる仕事をすることが全てだということです。定年時、会社ときっぱり縁を断ち切り、庭師の職へと転進した決意が正しかったと思えます。

愛知県小牧市 高橋善明さん 79歳 喜び就職・転職

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