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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年9月15日~10月31日

二番煎じのドラマ

この年、唐沢寿明主演の「白い巨塔」が放映された。人気ドラマというので私も見たが、どうもしっくりこなかった。「白い巨塔」は故山崎豊子女史の小説で、過去にテレビ、映画の題材になったが、私にとっての「白い巨塔」は、やはり田宮次郎主演の「白い巨塔」である。田宮次郎の財前五郎、山本学の里見脩二はまさに当たり役である。特に田宮次郎は迫真の演技であった。学生時代、私は年末になると米屋で泊まり込みで鏡餅や伸し餅を作る餅搗きのアルバイトをしていて、その時に田宮次郎の自死の報道が流れた。がんに冒された財前五郎は小説ではベッドの上で死ぬが、テレビドラマでは湖への投身自殺を暗示して終わっていたと記憶している。当時、田宮次郎は役にのめり込みすぎてそうなったと思ったものである。翻って、唐沢寿明主演の「白い巨塔」はどうも物足りなかった。映画・テレビはネタが尽きてリバイバルブームになって久しい。だが、技術革新のスピードが加速している昨今は二番煎じになりがちで、よほど注意して題材を選ばないと期待外れに終わることが多いと教えてくれたドラマであった。

愛知県東海市 久野容一さん 60歳 流行・世相怒り

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