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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年9月15日~10月31日

名古屋弁との出会い

「関西弁が聞こえる」─それが私と名古屋弁との出会いだった。2004年、小牧基地からイラクに向けて自衛隊が向かうのと入れ替わるように、当時18歳の私は愛知県に降り立った。修学旅行以外では新幹線に乗ったこともないような栃木の田舎娘が、進学先として選んだのが愛知県だった(正確には、進路に困っていた私を受け入れてくれたのが愛知県だったというべきだろう)。そんな恩人ともいうべき県との出会いが「関西弁が聞こえる」である。失礼極まりない出会いである。もちろん、本当に関西の方がいたわけではなく、そう感じたにすぎない。当時の私は、名古屋弁と関西弁の区別すらつかなかったのだ。大学時代の友人にその話をすると口をそろえて「ありえん」とあきれられたものである。そんな失礼な名古屋弁との出会いを果たした私だが、縁あって愛知県歴ももう15年。名古屋弁と関西弁を間違えるようなことはもうない。むしろ、職業柄、積極的に名古屋弁を使った方が円滑にコミュニケーションが取れると感じているほどである。愛知県に住んだことで、これまで知らなかった表現にたくさん出会うことができた。18歳で愛知に来るまで、栃木弁、標準語、テレビの中の関西弁程度しか知らなかった私が、方言や言葉の面白さに興味をもつようになったのは、15年前のあの出会いがあったからだと思う。さあ、これからの15年でどんな言葉に出会えるのか、実に楽しみである。

愛知県名古屋市(北区) 菊地悠さん 33歳 楽しみ学校・学び入学・進学出会い

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