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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年10月15日~11月30日

「山は海の恋人」事業

私は旧紀伊長島町(現紀北町)三浦の住民で、地元の漁協に関係していた者です。ここは小さな漁村ですが、平成9年より漁協関係者や三浦小学校児童も加わって、山への植林・育林作業をスローガンのようにやっていました。特に熊野灘では「豊かな海は、豊かな森林により成り立っている」との考えから海岸近くの山から植林・育林をやっていましたが、平成17年からは「紀伊山地の養分を含む水のおかげだ」という考えが発展し、その中心地である大台山系に入ろうということに。そして5月14日の早朝よりマイクロバス2台、軽トラや乗用車で宮川村大杉台へ入りました。宮川村では村長さんや村民の多くの人々も参加。漁協の植樹は漁場も考え広葉樹が中心で、養分ばかりでなく水源涵養林の育成も考えていました。それから約半年後の10月14日には、植林地の下草刈りに十数名で行きました。種子も播いていたので、ドングリやカシ、シイは芽を出しているものの、草にうずもれていました。周辺をきれいにし、幼木を植えた周りにネットを張ったりしましたが、素人がすることだから不備が多かったと思います。その時、地元の人からおやつにカシやシイの実を炒ったのをいただきましたが、これがおいしかったのを今も覚えています。数年後、小規模だった三浦漁協は「外湾漁協」の中に組み込まれ今に至っています。地域の過疎化が急速に進行し、正組合員も少なくなりこの事業も風前の灯になりました。幼木は猪鹿にもやられていますが半分以上は成長を続けています。

三重県紀北町 中野朝生さん 82歳 会社・仕事

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