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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年10月15日~11月30日

晩年の目覚め

平成17年から18年といえば、私は57、58歳でした。職場帰りによくスナックに立ち寄りました。約1時間、コーヒー片手にカラオケを歌いまいした。一日の疲れを癒すためでしょうか。5曲前後、いろいろなジャンルの曲、気に入った歌を歌いました。終業時が待ち遠しい時期でした。音痴な私でしたが、通うことで不思議と声が出るようになり、マイク越しに入ってくる自分の声に心地良さを感じられるように。演歌の曲もスラスラ覚えることができ、歌手になれるような錯覚を覚えました。小学生の頃、音楽の通知表で一度「2」をもらい、非常にショックを覚えました。それ以来、自分は音痴だと思い、音楽にコンプレックスを抱きながら歌とは無縁の生活を送っていました。晩年、恐る恐る入った店でしたが、次第に心の安寧も得られるようになり、少し吃音であったものも治りました。ある日、カラオケから『アメイジング・グレイス』が流れ、なんというきれいな曲だと聞き入りました。しかし歌うのには抵抗がありました。ところが、テレビで本田美奈子.さんの歌う『アメイジング・グレイス』に感動。素晴らしい声量、感情に染み入る歌声。日本人の讃美歌、日本の歌として聞こえました。自分は何回挑戦してもうまく歌えない。彼女なればこその曲でした。心に残る歌い手だったのに、残念です。今でも心に残っているこの曲を口ずさむことがあります。

石川県羽咋市 川辺俊夫さん 70歳 楽しみ喜び流行・世相趣味・レジャー

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