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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年11月15日~12月31日

日本に失望した年

この年、一番世間を騒がせたのは、なんと言っても「消えた年金」問題だろう。年金保険料が強制的に徴収され、国民は拒否できない。老後に困らず生活できるための積み立てだから仕方ないと思っていたが、実際は現在年金を受給している人に支払われていると知って驚いた人も少なくないだろう。年金支給額は年々減っていき、支給開始年齢も上がっていく。人口減少で受給者を支えている人の割合も低下し、年金制度が崩壊すると言われていた。そこへ来てのこのニュースにがくぜんとした。5000万件の記録が消え、社会保険庁などの職員による4億1400万円を超える横領、無黙な建築物を建て、その管理に膨大な金額が無駄に使われていたこと、報道を見る度に怒りがこみ上げた。民間の会社でこのような事件が起きて同様の損失が出たとしたら、たくさんの人が責任を負うことになる。それなのに年金問題では、刑事事件にもならず国民に対しての保証もない。損失分を補てんするのも新たに支払った税金である。当時の安倍首相が「最後の1人になるまで調査を続ける」と語ったが、10年近く経ち問題は風化してきている。もし年金が消えず、横領されず、無駄遣いされなければ、支給開始年齢は上がらず保険料も上がらず、支払額も下がらず済んだかもしれない。日本の政治の未来に失望した年であった。

静岡県浜松市(中区) 鈴木由起子さん 51歳 流行・世相悲しみ怒り

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