年表

時代

年表

閉じる

平成作文~未来へ

作文応募期間:平成30年11月15日~12月31日

日本人の素晴らしさを知る

平成20年、中国の四川省で大地震が起きた。ニュースで流れる映像では、街の建物のほとんどが倒壊し、無残な廃墟とその中にいるであろう人々を心配して泣き叫ぶ家族たちの姿があった。その時の印象では「建物の壊れ方が尋常ではないな。日本だったらこんなに壊れないだろうに」と思った。その後、街の多くの建物が「手抜き工事」だったと報道され、がくぜんとしたのと同時に、それが日常的に行われ、それを許している国民性に驚かされた。救助隊が世界から集結し、大規模な捜索が行われ、生存者と犠牲者になった方々が発見されていく。その中で世界の人々が日本の救助隊を賞賛してくれたのがとても意外だった。ご遺体が発見されると、周囲にいた隊員達が集まり、黙祷を捧げる姿。日本では当たり前だが、感動を呼んでいるというのだ。災害やパニックの時にも並んで順番を待てるなど「日本人って素晴らしいな。日本人に生まれてよかったな」と心から誇りに思えた。恐ろしく悲しい大地震と同じ年、北京五輪が開催された。北島康介選手が前大会に続き金メダルを獲り、その後の大会での日本人選手の活躍の先駆けとなったのはうれしい。この年、娘が高校に入学した。義務教育ではなく将来の第一歩となる自分で選択した学校だ。中学までよりも少し自由になった環境で、学生生活を楽しみながらも社会の厳しさを学び、じっくりと将来の方向性を考えてもらいたいと願う。わが子の成長を喜ぶとともに、子育ての4分の3が過ぎたさびしさも感じ、複雑な思いを抱いていた。

静岡県浜松市(中区) 鈴木由起子さん 51歳 喜び家族・親族天候・災害入学・進学悲しみ

  • facebook
  • twitter
  • line

平成20年の国内・海外の主要ニュースを見る