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平成作文~未来へ

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作文応募期間:平成30年11月15日~12月31日

リーマン・ショックのあおり

平成20年9月15日の月曜日、リーマン破綻に関する悪いニュースが流れていた。東京市場が開くと同時に暴落が起こることは分かっていた。100年に一度の大恐慌の再来だという。証券会社に一番で電話し、持ち株を全部売り払わねばならない。ところがその日は職場が特別忙しく、都合がついた10時近くになって担当に電話したときには、既に平均株価が900円を越す値下がりになっていた。TOBがかかった銘柄まで慌てて処分してしまった。絵に描いたような「狼狽売り」で、少なからぬ損失を出し、再就職後7年分のパート給与のあらかたを失った。わずかばかりの退職金を守ろうとしたことが裏目に出てしまった。2年前の小泉内閣のときの大合唱「貯蓄から投資へ」「規制緩和」の掛け声にうかうか乗った自分が悔やみきれない。もし、「銀行よさようなら、証券よこんにちは」よりも前に、「気をつけよう甘い言葉と暗い道」を知っていたらなあ。インフレ増税対策の美名で、素人の焦りを誘い金融商品に導く。これは今もまかり通る詐欺まがいの手口だ。裁判所で民事を傍聴すれば、証券マンのさまざまな金融商品勧誘に乗って大損害を出し、損害賠償を求める例がいくつも聞ける。昭和48年、オイルショック直後の大インフレに見舞われ、建築費が5割も増の渦中で家を建てる破目になった。あわせて2度の大失敗の教訓は、「知らないものに手を出さない」。「投資は自己責任」。政府の言うことを8割引で聞く習慣ができたのはこの頃からである。

静岡県浜松市(西区) 犬塚賢治郎さん 75歳 流行・世相悲しみ怒り

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