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平成作文~未来へ

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作文応募期間:平成30年12月15日~平成31年1月31日

無職の正月

平成21年は、無職で正月が始まった。昨年末、希望退職に応じたからだ。しかしとても穏やかな気持であった。当時、会社は不景気であった。小生は、家のローンと大学生2人の学費に困窮していた。小生は57歳。37年務めた会社であった。会社は退職金の他に「上乗金」を提示していた。小生の心は踊っていた。子どもたちを卒業させることができる、そう確信したからだ。もちろんローンもだ。以前、小泉首相の演説に「コメ百俵」があった。その言葉は、まさにその心境だ。1月末に再就職先が決定した。前職種を生かせる職種であった。労働厚生大臣認定の「労働安全コンサルタント」資格が幸いした。再就職会社は、従業員500名、売り上げ600億の下請け会社である。2月に入り、元請け会社へ当社が請け負った作業のパトロールに出向いた。「人」らしからぬ扱いに面食らった。前会社は元請けで、今は下請けと立場が逆転していた。毎日毎日、とても辛い日が続いた。「小生の頃は下請けの人にも、横柄な態度は取らなかったぞ」と、心で慰めていた。平成21年当時の現場は、設備や作業行動が「安全衛生法」に抵触することが、多く存在していた。わが社で、作業員や職員、さらに幹部社員へ、各層毎に分けた「安全勉強会」を提案した。毎月1回30分程度である。もちろん小生が講師だ。勉強会は、現在も継続している。小生67歳。平成21年、「無職の正月」はチャンスの始まりであったと、確信している。

愛知県瀬戸市 前寺宏三さん 67歳 会社・仕事就職・転職

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