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平成作文~未来へ

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作文応募期間:平成30年12月15日~平成31年1月31日

家族の健康を心配した年

この頃から耳にするようになった「新型インフルエンザ」。少し前より「鳥インフルエンザ」が猛威をふるい、人間への感染が恐れられていたが、とうとう人間にも来たかという怖さがあった。しかし何より「薬が効かない」ことから、大きな恐怖心を抱いた。マスクや消毒液、ペーパータオルが次々と品切れとなり、人々は在庫を求めて東奔西走し、近くで誰かが咳をすれば、嫌悪感をあらわにした。ピークを過ぎて落ち着いたが、病原菌やウイルスと、医学・薬学とのいたちごっこの現実を思い知らされた。恐ろしいといえば、この年、裁判員裁判制度が始まった。庶民が刑事事件の裁判員として、罪を犯したとされる人の有罪・無罪を判断し、刑罰を決める。テレビドラマのフィクション世界とは違い、やり直しも間違いも許されない被告人の一生、命までも左右するからだ。興味はあるが、絶対に選ばれたくないと思ったものだ。わが家では主人が昇進し、営業所の責任者となった。うれしいことなのに、帰宅時間は深夜になり、土日祝日も会社へ出かけるようになった。ほとんどがサービス残業、サービス出勤で、家に帰っても数時間で出勤していく主人の身体を、案じながらも見送ることしかできない自分がもどかしかった。1年ほど経って残業から解放された時は本当に安堵した。この年、アイドルグループのライブチケットが初めて当たり、主人と娘と3人で出かけた。心配事の多かった1年のうっぷんを思いっ切り晴らせたのが救いだった。

静岡県浜松市(中区) 鈴木由起子さん 51歳 家族・親族イベント

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