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平成作文~未来へ

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作文応募期間:平成30年12月15日~平成31年1月31日

昔シシ垣、今電柵

山間僻地で農作物を作り、生活をしている日本では、昔から鹿や猪の被害をいかにして防ぐかの知恵比べが続いてきた。江戸時代からは「シシ垣」という山と平地との境に石積みのカ垣根を建てた。私の住む紀州には各地にある。紀州藩は年貢の徴収もあるので、製作に費用を出していた。わが家の周囲にも多く残り、文化財になっているものある。そして2009年ごろ、鹿や猪による農作物の被害はますますひどくなっていた。わが家は農家ではない。小さな菜園があり、周りは民家で囲まれているが、それでも入ってくる。毎年6月ごろから毎晩現れるようになり、周囲の作物が荒らされる。わが家の場合、鹿が13頭グループでやって来て、分散して畑に入ったことや、猪が母子で食べ物を求めに来たことがあった8月に入り、畑の周りを電気柵で囲うことにした。費用は20万円ぐらいかかったが、これで今まで進入を防いできた。しかし近所では、鹿が角で電線を切ったり、猪が柵を壊したりする例も見られる。この戦いはまだまだ続くようだ。鹿や猪の数が増えているのは、猟師が減ったからだという。山の中の食べ物より、畑の方がうまいことを知ったからだという人もいる。現地で生活する私たちに共存する道はあるのだろうか。今年もこの心配は秋まで続くのである。

三重県紀北町 中野朝生さん 82歳 天候・災害怒り

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