年表

時代

年表

閉じる

平成作文~未来へ

本サイトは2019年12月20日をもって終了となります。今までご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。

作文応募期間:平成30年12月15日~平成31年1月31日

変わりゆく葬儀

年末に父親が亡くなり、私が喪主を務めて葬祭場で葬儀を行った。入院していた父が年末に急に容体が悪くなり、心臓マッサージを経て「御臨終」となったのである。心の準備もできていなかったので、葬儀の内容は「世間並み」にして、バタバタと進めた。年末年始で忌引き休暇も十分に取れず、官公庁への手続きは後日、年休を取って対処した。思い起こせば昭和年代に亡くなった私の祖父母の葬儀とは、ずいぶん変わっていた。父親が喪主を務めた祖父母の葬儀では、両親は白装束を着て自宅で行っていた。20数年後の葬儀では黒の略礼服で葬祭場だった。職場で「香典辞退」の訃報はたまに回る程度だったので、わが家の葬儀では、香典はごく普通に受けた。だが、私の父親と面識のない職場関係の人の参列には少々違和感を覚えた。自分自身が職場関係の通夜や葬儀に参列してきたにも関わらず、そう感じたのである。葬儀のあり方が急速に変化して「香典辞退、会葬辞退」が珍しくなくなり、家族葬や宗教儀式を行わずに火葬のみする直葬も出てきた。定年退職し、職場関係の人間関係はずいぶん変わった。次の母親の葬儀はどういう形にするか、じっくり考えてみたいと思う、今日この頃である。

愛知県東海市 久野容一さん 61歳 家族・親族会社・仕事別れ

  • facebook
  • twitter
  • line

平成22年の国内・海外の主要ニュースを見る