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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年1月15日~平成31年2月28日

人口水増し事件

平成30年から31年にかけて厚生労働省で勤労統計などの不正が明らかになった。同じような事件が、私の住む東浦町でも平成23年に人口水増し問題として話題となっていた。前年(2010)の国勢調査で人口を不正に水増しして、町役場が総務省に報告していたのだ。しかしながら、匿名の情報提供が総務省に届けられていて、水増しが発覚したのだ。当初50,080人と報告されていたが、再調査の結果49,800人とされた。その数年前から当時の町長が市への移行を機会あるごとに発言しはしゃいでいた。市制への移行の条件の一つとして、人口が50,000人を超すことであった。そんな中で国勢調査が行われ、その集計中に50,000人にわずかに届かないと役場職員が副町長に報告したところ、水増しを副町長が指示したのだ。市制移行を夢見ていた町長に今さら50,000万人に満たないとは言えなかったらしい。その2年前に役場の組織に市制準備室を設け、準備万端整えていたのは何であったかと前町長は怒り狂うに違いないと、副町長はじめ一部の幹部職員が、前町長に忖度して不正に手を染めた。もとより、水増しを前町長が指示したか否かは不明であるが、周りの側近たちがトップの意向を忖度するのはどこの組織でも同じだ。同年、夏の町長選で前町長は新人候補に敗れ、夢にまで見た市長を名乗ることなく、32年間務めた町長の座を去った。その後副町長は統計法違反で逮捕され、有罪が確定した。平成23年の最も大きい出来事は何といっても東日本大震災であることは、論をまたないが、私たち東浦町民にとっては、人口水増し事件は天下に恥をさらした大きな出来事であった。

愛知県東浦町 野末松男さん 72歳 流行・世相怒り

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