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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年1月15日~平成31年2月28日

忘れがたき年

テレビ画面に映し出されていたのは、なすすべもなく流れる大型タンカー。職場のテレビでその光景を目撃した、3月11日の夕刻。事の重大さと深刻さを認識した。東日本大震災では、多くの人命が失われた。亡くなられた方々やご遺族の方々の心情を察すると、胸が締めつけられる。苦しかっただろう、そして悔しかっただろう。映し出される信じがたい光景の中で、まだ小学校低学年と思われる女の子が海に向かって「お母さん」と泣き叫び続けている場面を、今でも鮮明に覚えている。当時、初めての子どもが2歳であったこともあり、余計、思いを馳せたのかもしれない。あれから7年。あの女の子は今、どうしているだろうか。残酷すぎる現実を受け入れることは、なかなかできないのかもしれないけれど、そして自分が何かをしてあげることも難しいのかもしれないけれど、強く、ひたむきに生きて欲しい。決して癒えることのない心の傷を抱えながら生活していくことは、筆舌に尽くしがたい体験なのかもしれない。けれど、きっとあなたが元気にしている姿を何より喜んでくれるのは、亡くなられたお母さんなのだと思う。自分が今、3人の子どもたちを抱きしめられるありがたさを感じながら、そのような思いに駆られている。

愛知県豊川市 宮城智明さん 43歳 天候・災害悲しみ

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