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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年1月15日~平成31年2月28日

母校の統合と病を乗り越えて

体のどんな細胞にも変化させられる人工多能性幹細胞の作成に世界に先駆けて成功し、山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を授与された。素晴らしいノーベル賞授与に医学の発展と人知の限りなき力を改めて知り、感動した。そんな折、病気としては初歩的なものだが、激しい胃痛に襲われ、初めて胃カメラを飲むことに。原因はピロリ菌とのこと。青年時代から慢性胃炎で、いつもしっくりこない。時々痛むことの繰り返しだった。そしてピロリ菌を除去してもらった。以来、極めて胃は元気になった。この激しい痛みがなかったら、今も慢性的に苦しんでいたかと思うと、この年の異状な胃の痛みがあったればこそ発見されたと思う。私たちの年代は子どもの頃、水、食料の貧しい頃を生きてきて、みんな井戸水を飲んでいることが原因とも聞かされ、人生をさかのぼり、思い出にひたる年になった。この年、私の母校でもある、本郷小学校(今は明郷小学校となった)が学童が少なくなってついに統合された。貧しかったわが家は、母の内職を手伝うことも多くなり、そのために学校を休んで家計の助けのために働いた。事情を知る担任の先生は何かと気づかい、面倒を見てくださった思い出がある。晴れて卒業、中学へ進学の時、通学に長良川にかかる忠節橋を渡らなければならない。体の小さかった私が橋を渡るとき、風に飛ばされないかと、私に気づかれず、橋の袂で見送って下さっていたということを後に知り、感謝と感動だった。懐かしい思い出いっぱいの母校が統合された、なんともわびしく寂しい思いの年となってしまった。

岐阜県岐阜市 桐山桂さん 78歳 趣味・レジャー心身の変化悲しみ

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