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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年2月15日~平成31年3月31日

桜みち

平成25年3月初旬、双子の息子たちは第一志望校に無事合格し、他県の大学への入寮、引っ越し準備に追われる忙しい毎日が始まりました。そして3月末には富山と和歌山、それぞれの引っ越しで、7つの県を2日間で大移動。この年は桜の開花が早く、満開の山桜を眺めながらの走行となりました。1日目の富山への道では、郡上八幡辺りの桜が満開で、一本ずつ桜の木を越す度に、息子との別れが近づくことを感じながら、薄桃色の桜の木を見上げました。そして2日目の和歌山への道は、紀ノ川の山桜がグラデーションとなって、若葉の薄緑色や木肌のエンジ色も混ざる景色はまさに絵巻物のよう。この2日間で見た桜は、今まで見た中で最も美しく、最も切ない桜でした。引っ越しの後、息子たちから届いたメールは、いつになく長い文章でのお礼の言葉で、柄にもないねって半分笑って半分泣いた3月の夜半。息子たちの居ないわが家が広く寂しく感じたものでした。新生活の無事を祈る願いの通り、息子たちはいきいきと4年間の大学生活を謳歌することができました。2年前に卒業した次男に次いで三男も、今春修士課程を終了して社会人となります。少し不安な気持ちと切ない思いで見上げた、平成25年のさくら道。毎年癒され元気をもらえる桜の景色とともに、一層鮮やかに、優しい思い出となって、私の心に咲き続けています。

愛知県清須市 吉村希代美さん 57歳 家族・親族季節新生活・引越

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