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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年2月15日~平成31年3月31日

実家の取り壊し

両親もすでに他界し、空き家になった実家をどうするか、姉妹で話し合った末、取り壊すことにしました。解体する前に家の中を姉と片付けていると、モノクロ写真、卒業文集、レコード、漫画本、ちょっと恥ずかしい成績表など懐かしいものがあり、2人で「あんなことがあったね」「こんな遊びをしていたね」と思い出に浸ってしまいなかなか進みません。とても嬉しかったのは、箪笥の引き出しに、木箱に入った「へその緒」を見つけた時でした。並んで置いてあるだけなのですが、母の愛情で包まれているような感じがして、小さい頃に見せてもらった思い出が浮かんできました。家の中の片付けも終わり、いよいよ解体が始まりました。壁が壊され、屋根が壊され、家具が壊されていきます。見ている私の思い出も壊れていくようで悲しい気持ちになりました。父と母の顔が浮かんできて、みんなで笑ったこと、泣いたこと、けんかしたことなどさまざまな出来事が頭の中を駆け巡り、気づくと涙があふれていました。解体も無事終わり、整地され周りを見渡した時、たくさんの愛情で包んでくれた両親に「今までありがとう」と感謝しました。そんな平成26年は消費税増税の年でした。あれから5年経ちまた増税の年です。

三重県桑名市 吉田京子さん 55歳 家族・親族別れ悲しみ

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