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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年3月15日~平成31年4月30日

工場閉鎖~新たな人生のスタート

新年が明け、成人式の連休も明けて、普段通りの生活に戻りつつある日に突然起こりました。その日は急きょ、午前中に午後6時から社長から話がある旨を伝えられました。良い話ではないなと口々に皆が話していました。定時時間も終わり、営業社員も戻って来て、工場、事務所社員全員が集まりました。その時に社長から言われた事は「工場閉鎖」。確かに何年も業績は良くありませんでしたが、昨年は業績が少しずつ回復し、今年は手応えがある年でした。そんな矢先の発表でした。言われた時は何がなんだか分かりませんでした。今後の日程等が配られても唖然状態でした。現実を受け止められませんでした。就職氷河期時代にようやく内定をもらい、新入社員で入社して今まで21年間働いてきました。その会社が今、閉鎖しようとしているのが信じられませんでした。テレビで見ていた会社閉鎖の光景が自分に起こるとは思いませんでした。本当に発表は突然なんですね。その後、2月末までの日々は駆け込み受注で忙しい毎日を送りました。それも終わり、その後は工場整理でした。自分たちで機械やらを分解していきました。同業者の方も次々に訪れて、売られていく機械やら備品もあり、どんどん片付いていきましたね。広くなっていく工場を見ていくと、いよいよ終わりが近づいていくのを実感するようになりました。それでも3月15日の最終日を迎えても普段と同じ感じでしたね。みんなと写真を撮ることもなく、この日でバラバラになるとは思えないほど、あっけなかったのを覚えています。帰り道で終わったなと思いました。その後、5月から前回と同業種である今の会社で働いています。工場跡は1年ほど前に通る機会があり見ましたが、更地でしたね。それでも思った以上に広かったのに驚きました。人生の岐路になったこの年は、忘れられない年になりました。

愛知県大口町 宮川直樹さん 47歳 就職・転職悲しみ

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