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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年3月15日~平成31年4月30日

安らかに旅立った実兄

この頃、実兄が長く闘病生活を送っていました。真夏になり病状が急に悪化し、最後は私に痩せた左腕を伸ばし、私の手を軽く握り微笑みながら息を引き取りました。実兄は若い時に教養を身に着けたいと、昼間は工場で働き、夜間には定時制高校に通っていました。私もその姿に影響を受け、同じような人生を歩みました。家はとても貧しく、義務教育が終わったらすぐに社会に出て働きました。実兄は悔いのない人生をもっと送りたかったことでしょう。若い時にはよく私に、「人生は二度とないから、教養を身に着け、厳しい現実にも力強く立ち向かい、役に立つ人間になってほしい」と言いました。私は弟として頭が下がる思いでした。78歳でこの世を去った平成28年でした。

愛知県岡崎市 木村良一さん 74歳 家族・親族別れ悲しみ

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