年表

時代

年表

閉じる

平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年3月15日~平成31年4月30日

地震研究の難しさを教えてくれた熊本地震

この年、熊本地震が発生した。益城町では4月14日に震度7、16日に再度震度7の地震を観測した。私は熊本地震までは、地震のパターンは「前震-本震-余震型」が基本だと思っていた。熊本の人たちも14日の地震が本震だと思い、余震の揺れが収まって自宅に戻った人も多いはずである。そこに予想外の大きな余震が襲い、被害に遭ったのである。本震よりも大きな余震とか、大きな地震にあった建物は強度が落ちているというのは、あまり知られていない事実である。「耐震金物の評価が変わっているので、平成の家でも安全率1.0ないこともある」と聞いていたが、還暦旅行で熊本に行き、貸し切りバスで益城町の震災現場を通って実感した。気象庁はその後「余震」の表現は本震より大きな地震が起きないとの印象を与えるとして、注意喚起の際は使わないと決めたという。地震については明治の頃からずっと続けられてきたはずなのに、結果に対して説明するだけで、なかなか予知に結びつかない。誇れる唯一の成果が「緊急地震速報」というのは少々残念だが、結果に対して物を言うのは簡単なのでやむを得ない。地震予知の研究はほどほどにして、緊急地震速報を充実させてほしいと思った熊本地震であった。

愛知県東海市 久野容一さん 61歳 天候・災害

  • facebook
  • twitter
  • line

平成28年の国内・海外の主要ニュースを見る