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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年4月15日~平成31年5月31日

鮎釣りは止められない

鮎釣りは季節限定のものである。それも夏の暑い時に限られている。この時期になるとワクワクドキドキする楽しい時を全身に与えてくれる。鮎が釣れても釣れなくても、この10年間は同じ場所に通っている。そこは矢作川の上流部にある釣り場である。ここは川幅も広く、流れもゆるやかで釣りやすい所である。平成29年度は、5月から10月まで28回行った。この年は解禁日より釣れずあまり期待したい方がいいと思っていた。それは的中していたが。台風3号が接近中の7月上旬に、本当にショッキングな出来事があった。それは私の定位置の釣り場より100m下流で釣り人が亡くなっていたことであった。それも一晩も誰も気がつくことなく放置されていた。その状況は、下半身が水につかった状態で、岸辺に仰向けで、右手に竿を持っていた。それには2匹の死んだ鮎がついていた。釣り人の死に顔は、苦しんだ様子はなく、満足そうな表情をしていた。その時現場検証をしていた警察官の一人が「楽しいことをやっていて死ぬなんて、ある意味幸せなことかもしてない」とポツリと言った。それを聞いた私も心の中で同じ事を考えていた。体力勝負の鮎釣りは、この年(平成29年)で止めようかと考えていた。しかし、死んだ釣り人の顔を見た時から、自分にとって胸ときめく楽しいことは、生きている限りやってみようと強く思った。今後10年間は、体力が続く限りは好きなことは積極的にやり続けようと深く心に留めることになった。

愛知県刈谷市 大久保保さん 68歳 楽しみ喜び趣味・レジャー

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