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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年4月15日~平成31年5月31日

家族で立ち向かう

幼稚園児の下の娘が、アデノイド肥大であることが判明しました。子どもには珍しいものではありませんが、これは鼻の奥の器官が大きくて気道がふさがり、鼻呼吸ができないというものです。特に睡眠時無呼吸症候群がひどく、検査したところ一晩のうち1分以上呼吸が止まることが何百回とありました。命に関わるものではありませんが、成長に悪影響を及ぼします。ネットで調べたりいくつかの病院で相談したりしましたが、医師も手術肯定派と否定派に分かれていました。まだ幼い娘に辛い手術を受けさせるかどうか夫婦で何度も話し合いをしました。そして、最終的に受けるという決断をしました。夏休みに地域最大の病院に入院しました。娘は手術のことは理解しておらず、遊びにきたかのようにはしゃいでいます。その姿が切なく、いとおしく、いろんな感情が入り交じりとても辛かったです。手術は無事終わりましたが、麻酔が切れてからは痛みとの戦いでした。扁桃腺も一緒に除去したためのどが痛くて水すら飲めず、手術前の元気もすっかりなくして、何日もずっと不機嫌でした。私はずっと病院に泊まり込み、主人は上の娘の世話をしながら、毎日一緒に面会に来ました。必ず面会時間終了までいて、主人・私・上の娘の3人で下の娘を励まし続けました。ちょうどその時に、娘が大好きな「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさんが亡くなったのは悲しい出来事でした。1週間ちょっとで退院できましたが、痛みがひいて普通に食事ができるまで1カ月近くかかりました。いろいろと苦労は多かったですが、今、無呼吸に苦しむことなくすやすやと眠る娘の姿を見ると、手術をして本当に良かったと思えます。平成最後の年に、世の中的には小さな小さな、しかし私たち家族にとってはとても大きな困難を乗り越えられたことは、これからの令和の時代に羽ばたく娘たちにとっても胸を張ることのできる出来事だったと思います。

岐阜県岐阜市 猿渡愛梨さん 36歳 喜び家族・親族心身の変化悲しみ

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