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平成作文~未来へ

作文応募期間:平成31年4月15日~平成31年5月31日

免許を返納できない理由

10月で75歳になり、迷っていた運転免許の更新をした。昨今高齢者が運転する車による重大事故が大変な問題になっている。が、犯罪白書平成30年版(内容は平成29年度分)では既に高齢者の交通犯罪が大きな問題になっていた。運転技術の衰えが70歳過ぎから特に目立つようになって、5年前から車で旅行をしなくなった。3年前には自動ブレーキ搭載の車に買い替えた。2年前の町内の申し合わせ回覧を見ると、高齢者の運転注意3か条が載っている。(1)夜間、(2)混雑する市街地、(3)高速道路では運転しない、というものだ。自分でもう一つこれに付け加えた。(4)駐車場は車止めがあるところ、又はバックをしないで、出入り可能なところにしか行かない。同じように安全運転4省を心掛けている。「わき見、スピード、車間距離、バック」。20年も前から外出は主に原付バイク。ともかく不安全要素は減らさねばならない。定年後ずっと裁判所の傍聴を続けている。刑事裁判では麻薬と交通事故が実に多い。民事裁判でも交通事故関連の賠償請求が多い。誰も自分が交通事故の当事者になることは考えない。が、注意だけで事故は防げない。ちょっとした間拍子で事故は起きる。車内で落とした携帯を拾おうとして、後席の荷物を取り出そうとして。しっかり車を停めていれば防げた事故が引き起こす悲劇の裁判をいくつも見てきた。乗らないで済めばそれに越したことは無い。にも関わらず、私は返納を選ばず免許更新をした。それはなぜか。予想される東南海地震に備えなければいけないからだ。その時非難はどうするのか。その復興資材はどうやって運ぶのか。そんな先のことではなくても、平成30年は災害多発の年だった。台風24号により自宅付近でも信号機が2日間止まった。8カ月たってもブルーシートで覆われたままの屋根が残っている。自己責任で解決しなければならないことが多すぎる。いやでも車を運転しなければならないのだ。台風の襲来でそれを思い知らされた。それが車を捨てられない理由である。

静岡県浜松市(西区) 犬塚賢治郎さん 75歳 流行・世相

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