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平成作文~未来へ

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作文応募期間:令和元年5月15日~6月30日

自然体で生きる

私は平均的な生活をしている、ごく一般的な日本人だ。だから「何のために生きているのか」「どう生きたいのか」と悩むことも多い。はっきりした目標を持っている人を羨ましいと思う。私は50歳を過ぎた。今は何と便利な世の中になったことか。子どもの頃の生活と比べると、月とスッポンだ。しかし生活が向上しても人の心までが清浄化されることはない。新聞・テレビでは圧倒的に悪いニュースが多く、暗い気分になる。だからだろうか。最近テレビで動物を扱った番組が増えているのは。ほんのひとときでも小さな生き物を見て癒されたいのかもしれない。私もそういう番組は嫌いでない。先日も野生のリスの子育ての映像を見た。その時、はたと何十年経っても動物の営みは変わらないとあらためて気が付いた。母リスは注意していたにもかかわらず、子リスをカラスに持っていかれてしまう。それでも泣き叫びもせず、残った子どもを淡々と守っていた。そんな潔い生き方が、人間にも必要ではないかと感じた。令和の時代はますます情報過多になり、悩みや迷いが多くなるだろう。わずかなつまずきから落ち込み、気持ちが荒むこともあるだろう。しかしながら、人間も動物の一種だ。生きていくことに理屈などない。与えられた一生を自分なりの努力で全うすればいいではないか。ただ、そんな当たり前のことが難しい。自然体で生きられる、そんな自分でありたい。

愛知県名古屋市(名東区) 牧野法子さん 51歳

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