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平成作文~未来へ

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作文応募期間:令和元年5月15日~6月30日

平成29年に退職して

私は昭和54年4月から勤務していた小学校を、平成29年3月付で退職した。すぐ再任用として、4月から平成31年3月まで勤務し、今年の3月に完全に教員生活に終止符を打った。最後まで平教員として勤務を終えたが、その間、首とがんの手術をして、現在も通院している。ほぼ同時に手術したので、4ヵ月ほど休職した。辛い時期ではあったが、子どもたちから勇気をもらい、良い思い出が作れたことを感謝している。教員生活は、思った以上に大変であった。私が教員になった頃と比べ、今の教員は優秀ではあるが、時代の要望が高いので、とてもきつい仕事になっていることに憂慮している。新聞やニュースで、教員の不祥事や事故を知ると悲しく思う。教員の失敗は、子どもとその家庭にまで影響が及ぶので、これからの教員はそのことをしっかり理解して勤務してほしいと思う。団塊世代の私は、教員試験にやすやすと合格できた時代であった。そのため、個性的な教員もいっぱいいた。今は試験に合格するのも大変で、教員として採用される前に講師として勤務している人も多い。いろいろな研修をしながら、勤務する姿を見ると、子どもにとってそれがいいのかと疑問に思うこともある。日本人は真面目で優秀な民族だと思う。そのため、創造的な分野には不得意な面が見られた。今は教育のおかげか、国際的な場で活躍する人材を輩出している。それは日本の教育の優秀さを示し、海外からも手本になっていることが多い。残念なことは、教員自身が優秀であることをあまり認識していないことにある。日本人の謙虚さが、良い方向に表れていない事例である。寝袋を学校に用意して、寝泊りしている教員もいると聞く。子どものために苛酷な状況に追い込まず、余裕を持って勤務してほしいと願っている。

愛知県春日井市 西谷寿さん 63歳

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